日本では墓地埋葬法にしたがって遺体の保管や火葬、埋葬などを実施しなければなりませんが、ペットはこの法律の対象ではありません。
死んだペットの取り扱いをどうするかは、廃棄物とするか、そうしないかによって変わります。
もし、廃棄物として取り扱う場合は、廃棄物処理法の規制の対象となり、条文で指定されている方法以外で個人が勝手に焼却することはできません。
近所の公園や空き地をつかって勝手にペット火葬をししたり、埋葬をしたりすると、罪に問われる可能性があるので注意が必要です。
一方で政府は過去に、ペットを廃棄物として焼却するのに抵抗がある場合や、人間の場合と同じように葬儀をしたい場合は、動物の死体であっても一般廃棄物とみなさいといった見解を出しています。
ペット火葬を行う業者が存在するのは、この見解によって廃棄物処理法の規制の対象にならないためです。
しかし、ペット火葬そのものを法的に規制する枠組みは現時点では存在しません。
近年は業者の火葬の手法などをめぐって地域住民との間でトラブルとなっているケースがあり、今後法律による規制がかかる可能性はあります。
人と違いペットはあくまで動物です。
そのため、亡くなったときには必ずしも火葬する必要はありません。
土葬をしても特に問題はありません。
一方で、飼い主の人の多くがペットに対して家族の一員としてしっかりと弔ってあげたいという気持ちが抱くことが多いため、近年では人と同じようにいわゆる「ペット火葬」を選択するケースが増えています。
なお、人に関しては法律上決まった場所で決まった時期に火葬しなければならない、ということが明確に定められています。
ただ、その点についてもペットは適用外です。
それゆえにできる人とは違う弔い方「移動式火葬」が、近年特に注目を集めています。
この移動式火葬というのは、ペット火葬を専用の炉を搭載している車両で行う、というものです。
その名前からもわかる通り、車ゆえに火葬炉自体があらゆる場所に行けるというのがその特徴でありメリットです。
車両のタイプも軽自動車からバン、トラックまで多岐にわたります。
◎2023/6/1
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寺でのペット葬儀・火葬
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◎2021/1/14
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